いつもありがとうございます。
新潟は降雪期、いよいよ冬本番です。
そうなると、屋外で走ることが難しい季節になります。
私も12月はレースを入れておらず
本格的なマラソンシーズンとは逆のオフシーズンに入りました。
オフシーズンとはいえ、できる範囲で走ることを追求していきます。
さて、先日の箱根駅伝予選会で筑波大学が26年ぶりに本選出場を
決めました。
推進者として監督に就任した弘山勉さんの指導によるところが大きい
ようですね。
本書はその弘山さんが単なる経験則で語っているだけの本とは大きく異なります。
(指導者の経験談や練習メニュー、時代遅れのケアや栄養学を書いてある本は
たくさんありますが・・・)
実業団へ。
選手を引退後は資生堂ランニングクラブで
オリンピックに3大会、さらに世界陸上にも出場させた名指導者です。
ランニングの神髄は「最高の1歩」にある、ということで
最高の1歩をつくるための研究データやメソッドを公開しています。
フォームについてのたいせつさを特に説いています。
ランニング歴が長い人ほどシューズや
自分の理論が強いランナーが多いです。
なぜ、そのトレーニングを
なぜ、そのタイミングで
なぜ、そのフォームで
が分かると思います。
自分のフォームを見れてないランナーは多いです。
感覚だけではなく考えて走ると記録も向上します。
そんなヒントが多く本書にはあります。
マラソン世界記録保持者のキプチョゲ選手のフォームについては
ゆったりとラクに走っているように見えるフォームから驚異的なスピードが
生み出される点について究極のランニングエコノミーの高さであると評しています。
今流行りのシューズやフォアフットについての解説もあり
一読をおすすめします。
私も多く共感できる部分がありました。
治療家として。