男の子のランドセルは黒?赤?子どもの選択を尊重した結果
ランドセル選びの季節がやってきた
子どもが小学校に上がるタイミングで訪れる一大イベント、
それが「ランドセル選び」だ。
最近はカラーバリエーションも豊富になり、
メーカーごとに特徴的なデザインが揃っている。
我が家もショッピングモールに行ったり、
どのランドセルがいいか親子で話し合う日々が続いた。
「赤がいい!」息子の意外なひと言
そんなある日、モンベルのランドセルを見ていた息子が、
思いがけないひと言を口にした。
「赤がいい!」
これには正直、驚いた。
「男の子は黒か青、女の子は赤やピンク」と、
何となく思い込んでいたからだ。
しかし、息子は純粋に「赤がかっこいい」と感じたのだろう。
固定観念を持っていたのは、むしろ親のほうだったのかもしれない。
本当に赤でいいの?購入直前までの葛藤
息子の意志は固く、購入直前まで「赤がいい」と言っていた。
親としては、子どもの気持ちを尊重したい気持ちと、
「本当に大丈夫か?」という不安の間で揺れた。
- 「学校でからかわれないか?」
- 「高学年になったときに後悔しないか?」
そんな心配が頭をよぎる。
しかし、そもそもランドセルは6年間使うもの。
子ども自身が納得して選ぶことが何より大切ではないかと考え直した。
選んだのは黒ベース×赤ラインのランドセル
モンベルで購入直前まで選んだが、少し時間をおいてみることに。
Amazonでランドセルを探してみた。
息子は最終的に「黒ベースに赤のラインが入ったランドセル」を選んだ。
「これなら赤も入ってるし、かっこいい!」
そう言って納得していた姿を見て、親としても安心した。
純粋に好きな色を選びつつ、自分なりにバランスを取ったのだろう。
子どもなりに考え、納得できる選択をしたことが何より嬉しかった。
ランドセルの色に正解はあるのか
今回の経験を通じて思ったのは、
「ランドセルの色に正解はない」ということだ。
かつては性別ごとに定番の色があったが、
今は選択肢が広がり、子どもが自分の好みで選べる時代になった。
大切なのは、「自分がこれがいい」と思えるものを選ぶこと。
親としては、子どもの意思を尊重しつつ、
少しだけアドバイスをするくらいがちょうどいいのかもしれない。
近い将来、ランドセルを背負って元気に歩く息子の姿を見るたび、
「あのとき、じっくり考えて選んでよかったな」と思うのだろう。