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衝撃!ケーキを切れない非行少年から学ぶ認知機能のたいせつさ

※本ページにはプロモーションが含まれています。

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

 

いつもありがとうございます。

 

新聞の広告でよく見かけて気になっていた一冊です。

 

『ケーキの切れない非行少年たち』

宮口幸治著

 

著者の宮口氏は

医学博士であり臨床心理士

立命館大学産業社会学部教授です。

 

児童精神科医として精神科病院

医療少年院に勤務されていたそうです。

 

この本を読んでみたいと思ったのは

タイトルよりも

帯の非行少年が三等分したケーキの図です。

 

三等分ができない・・・

 

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

 

いわゆる認知機能に問題が生じている状態です。

 

認知機能とは

記憶、知覚、注意、言語理解、判断・推論といった

いくつかの要素が含まれた知的機能です。

 

認知機能はすべての行動の基盤です。

 

見る、聞く、など

入ってきた情報がすでに間違っていたり

情報の一部しか受け取れない状態になっていたら

認知機能がゆがんでいる状態となります。

 

例えば、相手がにらんできたからというきっかけで

傷害事件が起こりますが

実際に相手の少年に確かめると

にらんでいたということはなく、

相手の表情をよく観察する機能が低下して

にらんでいるように見えたり、

聞く力が不足していると相手が悪口を言っている、と

誤解をしてしまう傾向があるそうです。

 

これを認知のゆがみ

といい不適切な行動につながります。

 

こういった認知機能が低下していないか、

また境界認知の人々に焦点を当てて

よい方向に向けて導くための方法が本書では

説かれています。

 

オトナでも認知機能がゆがんでいる

方に多く出会います。

 

本書を参考にして対応していきたいと思います。

 

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)